店舗ビルを作った後によくテナントとトラブルになるのが、設備容量や扉の配置や看板の場所です。業態によって考え方が大きく異なっていきますので、それに対応するビルを作るとなるとオーバースペックになり、テナントによっては無駄な設備や空間が生じてしまうこともあります。そこで私たちは土地を購入する時からテナントへ打診し、出店の合意が取れた上でプロジェクトを進めます。そうすることでテナントの意向を最大限取り入れる事が可能になり、無駄を排除しコストを下げ、なおかつテナントの工事負担も削減できる形になりました。
両社にとってメリットのある開発がこの受注生産型の形です。あらかじめテナントが決まっているので、私たち開発者のリーシングリスクも回避できます。加えてテナントにおいては建築中の準備期間が確保できるため、スタッフの採用や広告活動、会員募集等の事前準備を有効に活用することが出来ます。